毛周期停止(ポメラニアンの脱毛症)の症例

before(2023.1)

after1(2023.2)

after2(2023.4)

ポメラニアン、3歳、避妊雌

継続治療中で、以前は頸部から背中、両側側腹、尾部の毛が薄く、地肌が見えているところもありました。ところが、ここ1カ月で急に発毛が認められました。しかも濃い色の毛が密に生えてきており、艶もあります。本当に同一犬の○○ちゃん?と思わず疑ってしまいそうになりましたが、お顔と足の模様の特徴より直ぐに確信しました!今後は、このまま毛量をキープしていければと思います。
この毛周期停止という病気は原因や病態が不明な病気であり、そのため治療法も確立されておりません。治療の反応も経過も個体差に寄るというのが、正直これまでの経験より実感しております。さらに発毛後治療をやめると再発する症例も多いので、発毛するまで、また発毛した後も慎重で気長な治療が必要になります。
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